当社では、危機が発生した場合に、お客様や経営への影響を最小限にとどめるための対応体制を整備し、グループ各社の事業運営上生じる可能性のある危機を対象とした「危機管理規程」を制定しています。これに基づき、危機の発生時には代表取締役社長を委員長とする「危機管理委員会」を設置して、内容・規模等に応じた対応措置を発動する体制を構築しています。また、リスクマネジメントの推進にあたる専門部署(リスクマネジメント統括室)が、グループ各社のリスク管理部門と情報を共有し、平常時対応、緊急時対応の状況を確認しています。
このような組織的な取り組みは、事業会社である大正製薬においても同様に行っており、危機管理規程を制定し、危機管理委員会及び専門部署(リスクマネジメント業務統括室)を設置しています。リスクマネジメント業務統括室は、各部署におけるリスクマネジメントの取り組みの点検・指導等を行うとともに、従業員の教育・啓発活動等も行っています。また、各部署においては、部署長をリスク管理責任者に、マネージャークラスの従業員をリスク管理担当者に選任し、自部署のリスクについて適切に管理しています。さらに、リスクマネジメント業務統括室はそれらの対応状況を取りまとめてマネジメントに報告しています。そして当社は、他のグループ各社に対し同等の体制整備に向けた取り組み支援を実施しています。
なお、経営戦略上のリスクについては、取締役会及び代表取締役等のマネジメントにより迅速な対処を図れるよう運営しています。