環境汚染防止

大気汚染の防止

大正製薬グループは、法規制を遵守するとともに、規制値より厳しい自主管理基準を設定し、監視することで環境負荷低減を図っています。

窒素酸化物(NOx)排出量
                                                                                                                                                   
年度 2018 2019 20202021 2022
生産・研究部門(トン)※1 15.2 15.8 14.614.6 14.0
物流部門(トン)※2 40.0 41.5 33.433.9 2.8
営業部門(トン)※3 20.0 14.3 12.913.2 11.8
  • ※1 集計対象:国内生産工場、研究所
  • ※2 集計対象:物流車両(委託輸送時に排出するNOx量)
  • ※3 集計対象:営業車両
硫黄酸化物(SOx)排出量
                                                                         
年度 2018 2019 20202021 2022
生産・研究部門(トン) 2.6 3.0 2.82.7 2.4
  • 集計対象:岡山工場
クロロホルム排出量
                                                                         
年度 2018 2019 20202021 2022
生産部門(トン) 0.003 0.003 0.0020.003 0.003

水質汚濁の防止

生産工場・研究所からの排水については、適切に処理し、法令または自治体との協定に基づく基準に適合した状態で排出しています。排水基準超過リスクのある項目については、自主基準値を設け、排水水質を常時監視しています。

過去5年間の排水基準超過事例
時期 サイト 事象 対応
2017年8月 大宮工場 浮遊物質量基準超過(下水道) 最終放流槽に堆積した汚泥を1回/年引き抜き、産業廃棄物として処理(直近:2019年10月20日実施)
2020年8月 岡山工場 水素イオン濃度(pH)排水基準値超過(下水道) ・基準値を超過した排水を下水道へ排除、当局に報告し下水道水質には影響ない事を確認
・排水槽内の汚泥がpH計に付着したことによる中和不良が原因であり、層内に堆積した汚泥を毎年除去(最近:2021年3月6日実施)
・下水道へ排除する際は常時人による監視の下、実施する
BOD排出量(生産・研究)
                                                                                                                
年度 2018 2019 20202021 2022
BOD排出量(トン) 20.1 21.3 15.514.7 22.3
  • BOD:生物化学的酸素要求量

土壌・地下水汚染対策

大宮工場にて、1999年11月~2000年5月に実施した工場敷地の土壌調査により判明した土壌・地下水汚染については、2001年度より浄化を継続して実施しています。
2ヶ月に1回、工場敷地の地下水中の環境基準物質を測定しています。

PCB廃棄物の適正管理

ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物に関しては、廃棄物処理法やPCB特別措置法に従って、適正に保管管理しています。保管管理の状況は定期的に確認し、行政に毎年報告しています。現在把握している高濃度含有機器については100%処分が完了しています。

PCB廃棄物および現在使用中のPCB使用機器
  保管量 使用中の機器
試薬
低圧コンデンサ
高圧コンデンサ
蛍光灯安定器
水銀灯安定器
高圧トランス 1台(低濃度) 11台(低濃度)

化学物質管理

化学物質排出把握管理促進法におけるPRTR対象物質をはじめ、環境に有害な化学物質については、各種規制や大正製薬独自の管理手順に基づき、適正な管理および環境への排出削減に努めています。