大正製薬グループの事業と体制

国内・海外のセルフメディケーション事業と
医薬事業それぞれを
国際的な競争の中でも着実に成長・発展し続けられる
強固な経営基盤の構築を目指しています。

セルフメディケーション事業(国内)

現在、大正製薬は日本国内OTC医薬品市場のリーディングカンパニーであり、「リポビタン」「パブロン」「リアップ」などのカテゴリーシェアNo.1ブランドをはじめ、各薬効にて製品を取り揃え、50を超えるブランドを展開しています。OTC医薬品市場では、生活者の方々に浸透しているブランドが長期にわたって選ばれ続ける傾向があり、「パブロン」シリーズは発売から90年以上、「リポビタン」シリーズも発売から60年が経過した今もなお、世代を超えて生活者の方々から支持され、安定した売上・利益を創出しています。ブランドの価値を一層高めるとともに、画期的なスイッチOTCの導入等により確かな効き目を求める生活者ニーズを満たすこと、また時代とともに変化する生活者ニーズを的確に捉えることで、新たなブランドの育成にも取り組んでいます。

近年、生活者の方々の健康ニーズはOTC医薬品のみならず、健康食品や化粧品などの健康関連商品まで広がっています。当社は製薬企業として、医薬品製造のノウハウを活かした厳しい品質チェックや製造技術により、生活者の方々が求める安心・安全・高機能な製品づくりを強みに、健康関連商品への領域拡大を行い、変化する生活者ニーズへの対応に取り組んでいます。
また、生活者の方々の購買行動の変化に伴うネットチャネルへのシフトにも対応するため、「大正製薬ダイレクト」「TAISHO BEAUTY ONLINE」など、生活者の方々のベネフィットを満たす通信販売チャネルの拡大に注力し、購入の利便性向上に取り組んでいます。

セルフメディケーション事業(海外)

UPSA社を含む欧米地域、ハウザン製薬を含むアジア地域の2極体制で事業を行っています。

欧米地域とアジア地域の強固な事業基盤を活かし、OTC医薬品やドリンクに加え、健康食品や美容食品など、幅広いカテゴリーの製品を展開しています。国や地域によって法規制や商習慣等が異なることに加え、現地に根付いたブランドが支持される傾向にあることから、地域ごとに現地の生活者の方々のニーズに合わせた製品改良やブランド価値を高める取り組みに重点を置いています。
また、一部のアジア地域では、「リポビタン」「パブロン」「ビオフェルミン」など、日本と同じブランド名での展開も行っています。

品質管理や製造管理、情報管理などの一元化・一体化を進めるとともに、製品開発、ブランド育成及びマーケティングノウハウなど、日本で長年にわたり培ったビジネスモデルを活かし市場を開拓することで、セルフメディケーションの浸透及び事業の拡大を行っています。

医薬事業

大正製薬は、研究開発志向型企業として、自社開発による創薬に取り組み、マクロライド系抗生物質製剤「クラリス」、2型糖尿病治療剤「ルセフィ」、経皮吸収型鎮痛消炎剤「ロコア」を創製・発売し、2022年にはAblynx社からの導入品であるTNFα阻害薬 「ナノゾラ皮下注30㎎シリンジ」、翌2023年には「ナノゾラ皮下注30㎎オートインジェクター」を発売しました。また、先端技術の活用や外部研究機関との連携強化等を通じて、独自性のある新薬の研究開発を目指しています。

大正製薬グループの体制

大正製薬ホールディングス

大正製薬

リポビタンD、パブロン、リアップをはじめ多くのカテゴリートップシェア製品を持つOTC医薬品のリーディングカンパニー。また海外事業会社を携え、現地に根付いたOTC医薬品ブランドを幅広く展開。医薬事業においては研究開発型企業として新薬を創出。

主な子会社
日本
  • 大正ファーマ
  • トクホン
  • 大正エム・ティ・シー
  • 大正製薬物流サービス
  • 沖縄大正製薬
  • 目白興産
  • 下田セントラル
  • 大正アクティブヘルス
欧米
  • UPSA社
  • 加州大正製薬
  • 大正 R&D USA
アジア
  • DHG社(ハウザン製薬)
  • 大正製薬タイランド
  • 大正オソサパ
  • ホウ製薬ホールディングス
  • 大正製薬インドネシア
  • フィリピン大正製薬
  • シンガポール大正製薬
  • ベトナム大正
  • 台湾大正製薬
  • 上海大正力保健
  • 香港大正製薬(力保健)

ビオフェルミン製薬

乳酸菌のくすりのリーディングカンパニーとして、セルフメディケーション事業、医薬事業の両事業にて、乳酸菌の新たな価値を創造し、提供。