資源循環

廃棄物の削減

目標
『産業廃棄物等管理規程』に基づく、廃棄物対応状況点検、各事業所における廃棄物管理自己点検を継続し、廃棄物処理業務の適正化を図る。

廃棄物処理に関するルールの策定

廃棄物処理法を、順法性の観点からより確実なものとするために、全社廃棄物管理体制を整え、全社廃棄物統括管理責任者を選任するとともに、各事業所(15事業所)に廃棄物管理責任者および廃棄物管理担当者を置き、系統立てた廃棄物管理ができる体制を整えました。また、『産業廃棄物等管理規程』および関連する要領を定め、廃棄物管理の適正化を図っています。

全社廃棄物管理体制(概念図)
全社廃棄物管理体制(概念図)

廃棄物と再資源化(リサイクル)

廃棄物の発生量をゼロにすることは困難ですが、廃棄物の発生量を削減するために、容器、包装の減容、減量化を追求しています。また、廃棄される廃棄物を種類毎に選別し、適切な方法を選定し、再資源化業者に委託することでリサイクルを進めています。2019年度の再資源化率は99.7%となりました。

廃棄物排出量・再資源化率
年度 2015 2016 2017 2018 2019
廃棄物排出量(トン) 6,277 5,744 5,427 4,563 4,426
再資源化率(%) 99.8 99.8 99.8 99.8 99.7
廃棄物等最終埋立処分量(トン) 12.4 12.7 11.6 10.6 12.6
廃棄物等最終埋立処分率(%) 0.2 0.2 0.2 0.2 0.3
原料・材料使用量/コピー用紙購入量
年度 2015 2016 2017 2018 2019
原料使用量(千トン) 16.3 17.4 17.3 14.9 13.7
材料使用量(千トン) 68.6 67.8 65.7 59.5 55.5
コピー用紙購入量(トン) 112.5 118.3 109.1 102.7 87.9
  • 容器包装リサイクル法対象の4素材

容器・包装の環境配慮

環境に配慮した設計

製品使用後の容器・包装は、廃棄物となった段階で環境負荷が発生します。それを軽減するために、環境負荷の少ない製品の設計について検討しています。

容器包装リサイクル法への対応

公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に再商品化を委託することで、事業者としての義務を果たしています。2019年度の再商品化委託金額は、ガラスびん、紙製容器包装、プラスチック製容器包装、ペットボトル、合わせて計1億1,347万円でした。素材ごとの再商品化委託金額は、「公益財団法人日本容器包装リサイクル協会」のホームページでも公表されています。

2019年度の再商品化委託金額
容器の種類 ガラスびん
紙製容器包装
プラスチック製容器包装
ペットボトル
委託金(精算後) 1億1,347万円
特定容器包装総重量
年度 2014 2015 2016 2017 2018
特定容器包装
総重量(千トン)
68.6 67.8 65.7 59.5 55.5
容器包装材料の排出量・再生量・再生率(2018年度)
  ガラスびん プラスチック ペットボトル 合計
排出量(トン) 52,682.2 1,174.1 1,643.9 4.9 55,505.1
再生量(トン) 16,299.9 32.1 348.0 2.3 16,682.2
再生率 30.9% 2.7% 21.2% 46.3% 30.1%

水資源の管理

水資源の有効利用

水は高い品質の医薬品を製造するための大切な資源です。大正製薬グループでは、必要な水資源を確保するため、工場や研究所から発生する排水水質の管理、使用した水の再使用などによる節水に努めています。

2019年度の水使用量は77.7万m3と前年度よりも9.9%増加し、冷却用途等による水の社内再使用率は1.1%でした。

水の循環利用への取り組み

大正製薬では、地球温暖化による利用可能な水の不足や、新たな水資源開発による生態系への影響などが懸念されるなかで、代替水源となる再生水の積極的な利用に取り組み、持続可能な循環型社会の実現に貢献しています。

例えば、埼玉県北部に位置する羽生工場では、工場からの排水を排水処理設備で生物処理、凝集沈殿、ろ過し、有機物を除去した後に市の調整池に放流しています。この水は、河川を介して周辺地の農業用水として再利用されます。羽生工場でも水の一部を回収し、処理後、生産設備の冷却水や樹木などへの散水用途で活用しています。

このほか、他の工場でも冷却水・洗浄用水を再利用し、本社・支店でも雨水の散水利用などを行っています。

工場排水の農業用地への利用
工場排水の農業用地への利用
水使用量(種類別)
年度 2015 2016 2017 2018 2019
使用量(万m3 84.0 83.0 76.9 70.7 77.7
上水道 25.8 25.8 23.7 22.4 23.1
工業用水 2.2 1.8 1.3 1.9 2.2
地下水 55.6 54.9 51.4 46.1 52.1
中水(雨水) 0.4 0.5 0.5 0.3 0.3
  • 集計範囲:事務系事業場、羽生工場、岡山工場、大宮工場(総合研究所を含む)
総排水量(全社)
年度 2015 2016 2017 2018 2019
使用量(万m3 56.0 54.5 51.2 45.4 52.8
公共水域 5.0 5.1 4.2 4.0 4.3
下水道 51.0 49.4 47.0 41.4 48.5

水リスクへの対応

大正製薬では事業活動による水資源の将来への影響を把握し、軽減していくため、製造拠点の水資源リスクを評価しています。リスク評価に際しては、世界資源研究所(WRI)のAqueduct Water Risk Atlasや環境省の全国地盤環境情報ディレクトリなどのツールを用いています。

現時点で近い将来に干ばつ、渇水や水質の悪化、地下水汲み上げによる地盤沈下などで稼働停止のリスクが顕在化している拠点は存在しておりません。

  • 地域ごとの水リスクを評価するツール