環境マネジメント

ISO14001の運用状況

大正製薬では、2010年度より、工場ごとに認証取得していた環境マネジメントシステムを生産本部として統合し、運用を開始しました。2022年の更新審査では、重大不適合0件、軽微不適合0件、リマーク2件が観察されました。

また、内部環境監査では、「法規制一覧表」に基づく法令の遵守状況、環境目標の達成度合い、活動の進捗状況等、適合性、有効性を確認しています。さらには非効率的、ムリ・ムダはないかなど改善の観点から「改善の機会」につながるよう取り組んでいます。

ISO14001審査実施状況

事業所 認証統合年月 審査年月 指摘事項
不適合 リマーク
生産本部 2011年1月 2022年12月 0件 2件

環境リスクマネジメント

2008年度より環境に関する緊急事態に備え、適切な体制・手順書などを準備し、全社での危機管理体制を整備する目的で、以下のガイドラインを策定しています。

  • 「環境汚染特別危機対応ガイドライン」
  • 「環境汚染特別危機時系列行動計画」

なお、生産本部ではISO14001に基づく環境マネジメントシステムを運用して環境リスクに対する体制を整備しています。

緊急事態への対応訓練の実施

化学物質の漏えいや引火などによる爆発・火災を想定した緊急事態への対応訓練を行い、対応方法の習得と問題点の抽出・改善を継続的に行っています。生産本部では、毎年、夜間や休日など、暗所・作業者が少ない状況で緊急事態が発生した場合を想定した訓練なども併せて実施しています。

環境マネジメント

生産部門ではISO14001に基づく環境マネジメントシステムを運用して「法規制一覧表」で法令・条例の遵守を確認し、適正管理に努めています。

環境教育・啓発

社員教育

支店・事業所の廃棄物対応状況点検時に事務系社員を対象に廃棄物の適正管理および削減取り組みについて教育を実施しています。

  1. 廃棄物管理責任者およびその担当者への排出者責任、遵法性等に関する専門教育
  2. 事務系社員への廃棄物の削減取り組みに関する一般教育

社内環境教育

全社員が自身の業務を通じた環境への影響を認識し、環境負荷低減に積極的に取り組むことが重要です。大正製薬では、事業活動を行う上でのエネルギーの有効利用や廃棄物排出抑制など、環境意識向上の社員教育を行っています。

2022年4月全従業員を対象に職場単位で「廃棄物の分別」についての教育を実施しました。廃棄物分別は、有効活用できるものは資源として再利用され、その結果、廃棄物は減少し、収集時や焼却時に排出されるCO2も減少するため、地球温暖化対策にもつながります。

また、生産部門では、ISO14001の仕組みに従い、各部署で社員に対して環境教育を実施しています。その中で事業所ごとに廃棄物発生量の目標や実績を周知し、取り組みを推進しています。

事業活動に伴って発生する温室効果ガスや廃棄物などに関する環境教育を推進し、社員の環境意識向上に努めています。

環境月間

2月と7月を環境月間と定め、環境に関する様々な活動を行っています。

2022年度の「環境月間」では、2020年度に引き続き、環境への取り組みをより身近なものと感じてもらうことを目的に、全社の取り組みとしてイントラネットを利用し、「環境クイズ」を実施しました。さまざまな商品やサービスに示されている「環境配慮商品・サービス」を意味するマークについて問題形式で実施しました。

また、生産本部においては家庭の中でできる、効果的な省エネ・節電の方法を具体例を示して発信しました。

2022年度に実施した環境月間の取り組み
  • 家庭でできる節電アクションの紹介(7月)
  • 環境クイズの実施(2月)

環境にやさしい商品の購入(グリーン購入)

インターネット購買システム

2005年度から消耗品のインターネット購買システムを導入しています。購買カタログには、環境に配慮した製品が優先的に掲載されており、グリーン購入の推進につながっています。