多様性の尊重

すべての従業員が能力を十分に発揮できるようにするために 、「性別や国籍等による属性、またライフスタイルや価値観等にかかわらず、優秀な人材が活躍していける素地・環境を整える」ことを基本的な考え方とし、それぞれが認め合い、またそれぞれの強みを活かせる環境を目指しています。

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

当社グループは、2019年のDHG(ハウザン製薬)、UPSA社の子会社化により従業員の半数以上が外国籍となりました。
日本国内を含め、多様な国籍・文化的背景を持つ従業員とともに新たな価値の創造や、持続的な企業価値の向上を目指す上で、従業員の持つそれぞれの違いを認め合い、人格・人権を尊重する組織風土づくりや環境の整備を行っています。
日本国内では、全従業員を対象に、ダイバーシティ&インクルージョンの教育を定期的に行っており、従業員それぞれが持つ多様性を活かせる環境づくりに努めています。

女性の活躍推進

当社グループでは「性別にかかわらず、優秀な人材が活躍していける素地・環境を整える」ことを基本的な考え方とし、「2025年度末までに女性管理職層(課長相当職以上)比率18%」の目標を定め、職場環境の整備や従業員の意識醸成等のため、研修等の取り組みを進めています。大正製薬グループの管理職層に占める女性の割合は2020年度末時点では15.7%でしたが、2021年度末時点では16.2%に上昇しており、現在では女性役員(待遇含む)も国内では1名、海外では8名となっています。今後も更なる向上を目指し、女性が活躍し続けることができる環境を継続的に整備していきます。

女性管理職層比率
年度末 2016 2017 2018 2019 2020 2021
女性管理職比率(%) 12.0 11.9 14.0 15.0 15.7 16.2
  • 対象:大正製薬ホールディングス株式会社、大正製薬株式会社、大正ファーマ株式会社

「くるみん」「えるぼし」の取得

大正製薬は、2022年2月、次世代育成支援対策推進法(以下、次世代法)に基づき「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた企業に与えられる「くるみんマーク」の認定を受けました。

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大正製薬は、2022年2月、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、女性活躍推進法)に基づき女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な企業を、厚生労働大臣が認定する「えるぼし」の最高位である「認定段階3」と評価されました。

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高齢者雇用

高齢者の積極的な雇用に関する社会的要請が高まる中、大正製薬でも再雇用制度を導入し、定年到達後も継続雇用を希望する従業員の再雇用を行っております。定年後も再雇用者が働きやすい環境を整備するとともに、再雇用者に対する業績報奨の制度を設定し一層の意欲向上を図っています。
2021年3月末時点で107名が勤務し、その能力を発揮しています。

障がい者雇用の推進

当社グループでは障がい者の雇用を推進しています。個々の障がいの程度を十分に配慮した上で、能力や適性に応じた業務や役割を担って頂き、その能力を最大限に発揮し活躍できるように、話し合いを重ねながら進めています。
2021年3月1日時点での当社の障がい者雇用率は2.26%でした。