上原美術館
公益財団法人 上原美術館
上原美術館は、上原正吉・小枝夫妻が集めた仏教美術と、名誉会長上原昭二が蒐集した近代絵画の寄付を受けて、伊豆・下田に設立された美術館です。もともと1983年に上原仏教美術館、2000年に上原近代美術館が開館しましたが、2017年に両館が一つになり、上原美術館としてリニューアルしました。平安・鎌倉時代の仏像や古写経などの仏教美術から、印象派を含む西洋絵画や日本近代絵画まで、東洋や西洋のジャンルを越えた美術品を収蔵しています。
コレクションを中心とした企画展を開催するほか、伊豆の古い仏教美術を調査研究する活動を行っております。また専門家を招いての講演会や講習会、学校と連携した教育普及活動など、幅広い文化活動を通じて地域文化向上への貢献を目指しています。
2021年度の活動
- 年3回の企画展を開催。上原コレクションによる名品選を開催するほか、特別展として「静岡の仏像+伊豆の仏像」を開催
- 新規美術品の収集、保管管理
- 国内美術館の展覧会への収蔵品の貸出
- 伊豆半島を中心とした静岡県内における6件の寺院調査
- 広く一般を対象とした仏像彫刻教室、写経教室、仏教美術講座、デッサン・水彩画教室、日本画教室の開催
- 外部からの依頼による講演会等を11回開催
- 地域や学校と連携した教育普及活動(授業入館・出張授業の開催)
- 地元の仏像に関する講演を通じた文化啓蒙活動
- 浜松市美術館の特別展『みほとけのキセキ』に学芸員が特別協力
- 学芸員が静岡県内5市町の文化財保護審議委員を務め、河津町史編纂事業に協力
- 静岡県博物館協会・事業推進グループに学芸員が参画し、講習会等の事業を実施